バッファローは1月6日、オフィスでのデータ共有と保護を実現するビジネスNASのSOHO向けエントリーモデル「リンクステーション for SOHO」にウェスタン・デジタルのNAS専用HDD「WD Red」を搭載したLS220DNBシリーズを追加すると発表した。「LS220DN0602B(容量6TB)」「LS220DN0402B(同4TB)」「LS220DN0202B(同2TB)」の3機種を同月下旬から販売を開始する。

LS220DNBシリーズ

新製品は、小規模拠点などでも低価格で導入しやすく、ファイル共有やバックアップ先の一元管理といった用途に使用できるエントリーモデルのビジネス向けNASであるLS220DBシリーズの搭載HDDをWD Redに変更した長期保証モデル。

NASシステム用に設計されたWD Redを採用することでHDDを含めた3年間の長期保証を実現し、SOHO用途として最適なパフォーマンスを備えており、最大で約82.94MB/sの高速転送が可能で、同社の従来品(LS-WXBL/R1シリーズ)の転送速度約37.05MB/sと比べ、約2倍の速さを実現している。

また、2台のHDDにデータを二重保存しており、万一HDDが1台壊れてもデータ復旧が可能な「RAID 1」(ミラーリング)設定で出荷されるため、設置後すぐにバックアップ用として使いはじめることができる。また、コンシューマーモデルの「リンクステーション」シリーズと比べて、ビジネスNASとして最適な機能に絞り込んで設定されており、パフォーマンスを向上させている。

背面にはUSBポートを搭載し新製品に保存したデータのバックアップ用として外付けHDD(別売)が増設可能で、データの安全性を高められるという。さらに、UPS(無停電電源装置)との連動にも対応しており、瞬間停電やブレーカーダウンなど不意の停電によるデータ消失などのトラブルを未然に防ぐことを可能としている。

価格はいずれも税別でLS220DN0602Bが6万7,700円、LS220DN0402Bが5万3,500円、LS220DN0202Bが4万3,000円。なお、オプションとして専用交換用HDD「OP-HDBNシリーズ」(容量:3TB、2TB、1TB)を同時発売するほか、万一のHDD障害発生の際に交換用HDDを提供する「リンクステーション for SOHO専用デリバリー保守パック」(別売)も用意している。