ヴァル研究所は12月15日、NTTドコモの協力の下、乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」と銀座駅周辺の約200台のビーコンを用いて、ユーザー体験向上と新たな事業モデルの展開に向けた実証実験を開始すると発表した。

実証実験のイメージ(Android版一例)

実験では、ビーコンを活用して地下鉄駅から地上への出口案内のニーズ調査や、消費者のリアルタイムな位置に連動し配信した周辺情報への反応調査(クリック数など)を行う。「駅すぱあと for iPhone」では12月中から、「駅すぱあと for Android」は15日から2カ月程度実施する。

「地下通路案内」Android画面イメージ

「地下通路案内」iPhone画面イメージ

銀座駅周辺に約200個のビーコンを設置し、スマートフォンで検知。銀座駅周辺の地図とユーザーの現在地を表示・案内するとともに、ユーザーが今いる場所に関連した情報を配信する。観光・ショッピングのために銀座駅を訪れるユーザーを対象に、GPSを使った地図アプリのナビゲーションでは実現しにくい「地下鉄駅から地上への出口案内」を行いながら、クリック数などの反応を検証する。

「駅すぱあと for Android」通知イメージ