NECは12月17日、統合型メールソフトウェア「Mission Critical Mail シリーズ」を販売開始した。

「Mission Critical Mailシリーズ」の提供イメージ

同シリーズでは、ウイルス対策、スパム対策、なりすまし対策から誤送信対策、自治体のセキュリティ対策に寄与するメール無害化機能を搭載した「メールフィルタリング」や、金融機関に求められるFISCの安全対策基準に則った監査の効率化機能、厳格なログや証跡管理を有する「アーカイブ」、「メールサーバ/WEBメール」が提供される。また、「メールフィルタリング」などの単体製品をMicrosoft ExchangeやStarOffice Xなどの任意のメールサーバ製品、Office365などのクラウドメールサービスと組み合わせても利用可能となっている。

同社では、「Mission Critical Mail シリーズ」第一弾として、メールフィルタリング製品「Mission Critical Mail Filter」を2016年2月から提供する予定としている。同製品は、同社によると業界初となるパスワードリスト攻撃の自動検知と自動防御を行うオートディフェンスフローコントロール機構を搭載し、管理者に負荷を与えずに安定したメール環境の維持が可能だとしている。

また、クラスタ構成などの冗長構成を組まない環境においてもメールの配送を停止させずに設定変更、パッチ適用を可能なローリングアップデート機構の搭載により、24時間365日の安定稼働を可能としている。さらに、最大8ルート(基本2ルート+拡張6ルート)のメール配送を1台のサーバで処理が可能となっている。同製品の価格は、500IDで130万円~。