ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は12月15日、累計ダウンロード数が100万を超えるという訪日外国人向けスマートフォン・アプリである「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を利用し、訪日中の外国人を対象としたアンケート・サービスとして「インバウンドリサーチ」サービスを提供開始した。
新サービスは、現在実際に訪日している外国人をリアルタイムに把握し、アプリ・ユーザーにアンケートのリクエストを送るため、最新かつ確実な訪日外国人の動態を調査可能としている。アンケートの対象を訪日中のユーザに限定せず、全世界のアプリ・ユーザーとすることも可能とのこと。
これまで訪日外国人を対象としたリサーチ・サービスは、アンケート対象者の確保や調査員の多言語対応など、時間と費用について課題を抱えていたとする上で、同サービスではこれらの課題を払拭するという。
なお、対応言語は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語。
サービスの想定利用シーンとして同社は、小売業・飲食業などが訪日中の消費動向を把握したい場合、メーカーなどが自社製品の認知度や購買心理などを把握したい場合、自治体や交通機関などが日本国内における訪問先・利用交通機関を把握したい場合を挙げ、各業界の多様なシーンでの利用ニーズに対応可能としている。
同サービスは、調査会社のリサーチ・サービス・システムと、KDDIのアンケート回答者へのオンライン・デジタル・コンテンツ(特典)付与システムを組み合わせているとのことだ。