人工知能「SENSY」を運営するカラフル・ボードは12月11日、三越伊勢丹ホールディングスと共に展開する「人工知能接客プロジェクト」の一環として、人工知能で店頭と顧客を繋ぐアプリ「SENSY×ISETAN MEN'S」をリリースした。
伊勢丹新宿本店では9月16日から、販売員が接客の際により力を発揮でき利用客に新しいショッピング体験を提供する試みとして、ファッション人工知能「SENSY」を使用した「人工知能接客プロジェクト」を暫定的に導入した。
メンズ館1階で行われたメンズファッション雑誌『SENSE』との連動企画"UTILITIES SENSE MARKET in ISETAN"にて、実際にSENSYを体験できるサービスを実施。この企画には 約30以上のブランドが参加したという。
また、11月26日からは第2弾として、人工知能でコーディネートを提案する機能、伊勢丹新宿本店メンズ館担当バイヤーの人工知能を見ることができる機能を追加し「人工知能接客」を行っているという。
今回、人工知能接客による新たな買い物の形を全国の利用客が体験できるよう、カラフル・ボードと共同で伊勢丹専用アプリ「SENSY×ISETAN MEN’S」を開発した。
このアプリでは、表示されるISETAN MEN’Sのアイテムを好きか、そうでないかを画面をタッチし、振り分けることによって、自分の好みを覚えさることができるほか、自分の好みを覚えた人工知能が、ISETAN MEN’Sアイテムの中から、単品アイテムやコーディネートを提案してくれる。
また、伊勢丹新宿本店メンズ館を担当するバイヤーの人工知能が提案するアイテムやコーディネートから、買い物ができる。
三越伊勢丹ホールディングスでは、アプリを通じて蓄積した利用客の好みと店舗における接客を連携し、人工知能をベースとした新たな買い物の形の提供を目指すとしている。
なお、専用アプリは無料でダウンロード可能だが、iOS専用となる。また、利用期間は、2016年1月中旬まで。