あなたは自己管理ができていますか? 年末年始の慌ただしい時期にこう聞かれると「もちろん!」と即答できる人は少ないかもしれない。
仕事や勉強、エクササイズに飲食、"自己管理"というスキルが求められることは多い。Forbesの記事「自己管理、6つの秘訣(原題:The Six Secrets of Self-Control)」で、基本を抑えておこう。
6つの"秘訣"
決めた習慣を続け、時間内にやり遂げる――メールやメッセージの通知が常時スマートフォンに表示されるソーシャルとモバイルの世界では、以前にも増して自己管理が難しくなっている。仕事をするつもりで開いたノートPCで、思わずFacebookにアクセスしていたことは誰にでもある経験だろう。
自己管理といっても何から始めれば良いのだろうか。記事では6つの"秘訣"を明かしている。
瞑想する
ジーっと目を閉じて行う瞑想は、脳を"自己管理マシン"にして、心の知能指数(EQ)を高めてくれるのだという。
Googleなどが取り入れていると言われるシリコンバレーで人気の「マインドフルネス」もポイントは同じ。
1日5分で良いから自分の呼吸と感覚に集中してみよう。自分がどんな状態にあるのかを理解でき、"衝動"を抑制するのに役立つだろう。
食べる
食事に関して「自己管理ができない」と思っている人は驚くかもしれないが、血糖値が低い状態では自己管理は難しい。なぜなら、"抑制"が利かなくなるからだ。
重要なのは「何を食べるか」。砂糖の多い食べ物は一気に血糖値を上げてしまため、自己管理には逆効果。ゆっくりと燃焼する食べ物が重要で、白米よりも玄米や雑穀米だし、真っ白な食パンよりも玄米入りパンやライ麦パンがオススメだ。
体を動かす
10分間、体を動かすとγ-アミノ酪酸(GABA)が放出される。
GABAは興奮を抑える"リラックス"のアミノ酸で、自己管理の強い味方。オフィスに座りっぱなしの状態が続いているのであれば、まずは10分、歩いてみよう。
十分な睡眠を
疲れている時はグルコース(ブドウ糖)の吸収能力が低くなる。先に説明したように、血糖値が低い状態では、誘惑に打ち勝って自己管理することは難しい。
睡眠不足はさらに状態を悪化させる。これは、低グルコース状態に逆らうために体が糖分の多いものを欲しがっているためだ。
食事と十分な睡眠という生活の基本は、自己管理において重要な習慣だ。
波を眺める
最初にオススメした「瞑想」が習慣化すると、衝動や誘惑にかられた時に、自分の気持ちがどう動いているのかがわかる。
衝動は波のように高まるのだが、10分待てるだろうか? 10分間の気持ちの動きを感じていると、「欲しい」「食べたい」といった衝動的な欲が、実はそれほど大きくないとわかるはずだ。
自分を許す
これが一番のポイントかもしれない。
自己管理できなかったことを悔やみ、自己嫌悪に陥ると、それをなぐさめるために再び"衝動"にかられやすくなる。
もし失敗したと感じた時は、それを静かに認めて自分を許すこと。そして、「これからはもうしないぞ」と前に進もう。