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MozillaのSenior Vice Presidentを務めるAri Jaaksi氏は12月9日(米国時間)、「Firefox OS Pivot to Connected Devices|The Mozilla Blog」において、キャリアパートナーを通じてこれまでスマートフォン向けに提供してきたFirefox OSの提供を停止すると発表した。Firefox OSの開発で取得した技術は今後の開発で活用するとしている。
Net Applicationsの報告によれば、2015年11月におけるモバイル/タブレットデバイス向けオペレーティングシステムとしてはAndroidが57.1%、iOSが34.88%でシェアの90%以上を占めている。これにさらにWindows Phone、Symbian、Java ME、BlackBerry、Kindleなどのシェアが加わりシェアのほとんどを占めている。Firefox OSの提供中止には、十分なシェアを獲得できなかったことが背景にあると見られる。
Ari Jaaksi氏は発表の中で、身の回りにあるあらゆるデバイスがネットワークに接続するようになりつつあり、Firefox OSの開発で培った技術はこうしたデバイス向けの新しい取り組みの中で利用するとしている。具体的にどういった取り組みを進めるのかの言及はなく、今後の取り組みの中で発表が実施されることが予想される。