NECソリューションイノベータは12月5日、イベント主催者や自治体が観光客などのスマートデバイス向けに情報配信を支援する案内ソリューションの販売を開始した。価格はSIを含め、税別で80万円から(6カ月間のソフトウェア(CMSおよびプッシュサービス利用料を含む。7カ月目以降は別途ソフトウェア利用料が必要))。

システム構成イメージ

同ソリューションは「NECスマートデバイス連携(案内アプリケーション)」をベースに、iOSおよびAndroidに対応した観光客向け案内アプリを短期間で作成できる。作成したアプリではイベント主催者や自治体が観光スポットの写真、紹介文をコンテンツ管理システム(CMS)に登録し、専用テンプレートに取り込み、コンテンツを更新・配信する。

一方、観光客やイベントの参加者はアプリをスマートデバイスにダウンロードすることで観光スポット、施設の案内情報を閲覧できる。また、アプリをダウンロードする際にコンテンツも一緒にダウンロードするため、一時的にネットワークに接続できない場所でも利用者はコンテンツを閲覧できることから、イベント、観光地などでネットワーク環境が整備されていない場所やWi-Fiしか利用できない外国人観光客にも配信情報を提供することが可能だ。

さらに、日本語以外の複数の言語にも対応し、オフラインでのコンテンツ閲覧も可能なため日本のネットワーク環境に対応していない外国人観光客も利用することができる。同社では、今後5年間で120ユーザへ導入を目指す。オプションはQRコード/JANコードの認識、二次元マークの認識、写真フレームとの合成、ビーコンの検知機能となる。