日本で売ってるゲーム機、どれがかわいい?

マイナビニュース読者にも、おそらくゲーム好きは多くいらっしゃることでしょう。最近では「スーパーマリオメーカー」や「Splatoon」などが、ゲームそのものだけでなく、周辺グッズも含めて話題ですよね。でも、ハードそのものをじっくり見た経験がある人は意外と少ないのでは?

今や世界中で販売されているゲーム機のデザイン、海外の方はどう感じているでしょうか。日本在住の外国人20名に「日本で売っているゲーム機、デザインがかわいいと思う物はどれですか?」と質問してみました。

■ニンテンドー3DS(スペイン/30代後半/男性)
■ニンテンドー3DS(ブラジル/20代後半/男性)
■ニンテンドー3DSです。(フィリピン/40代前半/女性)
■ニンテンドー3DS(イスラエル/30代後半/女性)
■ニンテンドー3DS LL(アメリカ/20代後半/男性)
■ニンテンドーDS(トルコ/30代前半/女性)
■ニンテンドーDS(アルゼンチン/30代前半/男性)
■ニンテンドー ゲームキューブ(イギリス/20代前半/女性)
■Wii(台湾/40代前半/男性)
■Wii(マレーシア/30代前半/男性)
■任天堂(ロシア/20代前半/女性)

同じゲーム機に対するアンケートでも、「かっこいい」ものを尋ねた時とは大きく異なる結果になりました。

約6割が任天堂の製品を挙げており、特に目立ったハードはニンテンドー3DSでした。基本的にデザインや技術の開発、設計は社内で行われますが、3DSは開発技術部の江原唯氏と宮武惇一郎氏がデザインを手がけています。三層構造のカラーリングには機能の分類だけでなく「いつの間に通信」で情報がたまるイメージを、ふちの逆台形ふうのラインは空けやすさを、上ふたの質感では「色と質感と奥行き」をと、ひとつのデザイン要素の中にいくつもの要素が詰まっています。

また、最新技術がぎっしりと詰まっていながら、見た目は軽くて薄くてコンパクト。3DS LLで少しサイズは大きくなりましたが、カラフルなカラーリングや丸みのある角など親しみを感じさせるデザインは変わっていません。同社初の携帯ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」時代からのノウハウが詰まった携帯ゲーム機は、そのインパクトも面白さも揺るぎない強度がありますよね。Wiiにしても曲線の柔らかさと親しみ感は同じですし、鋭角なPS4と比べると、かなり「かわいい」印象です。

■PSP(ペルー/30代前半/男性)
■プレイステーションです。(韓国/40代後半/男性)

プレイステーションシリーズやPSPという回答もありました。プレイステーションのデザインについては前述の回を見ていただくとして、PSPのデザインについて少し。デザイナーは、過去に210i/504iなどの携帯電話やPDA「クリエ」UX50、「VAIO U」などを手がけたクリエイティブセンターの小笠原伸一氏。「4角がカットされており、機能を持っても邪魔にならずに使いやすく、小さな手にもフィットする」デザインを意識したそうですよ。ポリカーボネイト素材を使うことで高級感も意識してありますが、ちょっとした曲面などが柔らかさを与えるのでしょう。

■たまごっち全種類。(タイ/30代後半/女性)
■ゲーム機かどうかはわからないが、たまごっちなど。(スウェーデン/40代後半/女性)
■ゲームをやらないのでわかりません。(ドイツ/40代前半/女性)
■使っていませんのでわかりません。(ベトナム/30代前半/女性)

その他の回答群。「たまごっち」に2票入っていたのが興味深いですね。ちなみに、1996年から現在まで、「たまごっち」からは多くのモデルがコンスタントに発売されており、その数はなんと30種以上。アイカツとのコラボなど女児向けデザインが中心なのでかわいくはあるのですが、上述のゲーム機と同じカテゴリに属するか、と言われると難しいところではあります。

今回のアンケートは、以前の「かっこいい」ゲーム機を聞いたものとは真逆の結果となりました。遊べるソフトの影響も多少はあるかもしれませんが、海外の方の捉え方がよく出たアンケートと言えそうです。どちらにせよ、日本で開発された商品が世界中で遊ばれ、その発売日がくるたびに話題になると思うと嬉しいですよね。