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MozillaのMitchell Baker氏は12月3日(米国時間)、「Thunderbird Update|Mitchell's Blog」において、自身が月曜に発表したThunderbirdへの今後の取り組みに関するメッセージに対する追加説明を掲載し、FirefoxとThunderbirdが共有している技術インフラの分離を進めることの必要性を主張した。
FirefoxとThunderbirdは同じ技術をベースに開発が行われている。しかし、FirefoxとThunderbirdの目指すところが異なっている現在、この技術の共有を続けることは効率が悪く、技術インフラを分けてそれぞれに適した環境を構築することの重要性が指摘されている。
また、そうした技術的な課題とは別の問題として、今後Thunderbirdの開発を支援するホームグラウンドとしてMozillaがベストな組織であるかどうかを検討する必要があることにも言及している。議論によってはMozilla以外の組織やプロジェクトがThunderbirdの支援団体になることも示唆しているが、すべては今後の議論次第だとしている。
Mitchell Baker氏が月曜日に発表した内容を受け、MozillaがThunderbirdの取り組みを止めるといったニュアンスの報道がなされたことについて「正確とは言えない」と指摘。あくまで、技術の分離による効率改善が目的であること、Thunderbirdの支援は継続すること、今後Thunderbirdを支援する適した組織を模索することなどに取り組むことを説明している。