スイッチサイエンスは12月2日、中国のMaker Works Technologyが開発、製造しているお絵描きロボットキット「mDrawBot」の通常販売を12月9日より開始すると発表した。
同ロボットキットは、組み合わせ方によって「mScara」、「mCar」、「mSpider」、「mEggBot」という4つのお絵描きロボットを作ることができるもので、Makeblockというロボット作成プラットフォームに基づいて設計されたアルミ製の部品や電子モジュール、Arduino Unoと互換性のある専用マイコンボード「Makeblock Orion」など、60種類以上のパーツによって構成されている。
4つのロボットについては、mScaraは、平らな面に絵を描くことができるロボットで、ロボット本体から伸びる腕を動かして絵を描く。mCarは、走った軌跡を描くことができるロボットカーで、ペンの代わりにチョークを取り付けることで、道路などの上にも絵を描くことができる。mSpiderは、壁やホワイトボードに絵を描くロボットで、ロボット本体を2本の糸で壁に吊り下げ、その糸をステッピングモーターで引っ張りあげたり伸ばしたりすることで絵を描く。そしてmEggBotは、卵やピンポン球のような球面に絵を描くことができるロボットとなっている。
また、フリーソフトウェア「mDraw」を使うことで、より簡単にmDrawBotを制御することができるほか、Makeblockの部品の多くが工業用標準部品と互換性があるほか、レゴとは機械的にも電子的にも互換性があるため、レゴ用のパーツを自由に組み合わせる事も可能だという。
なお、価格は3万2400円。注文は同社Webサイトから行うことが可能となっている。