インテージは12月1日、同社が提供する「i-SSP」(インテージシングルソースパネル)の情報収集デバイスにタブレット端末を加え、タブレット端末からのWebサイト閲覧・アプリ起動の情報収集を開始した。
同サービスは、インターネットやテレビなどの広告・情報視聴と購買行動やブランディング効果の関係性を捉えることができるというもの。今回のタブレット端末対応により、既存のi-SSPのパネル・モニターを基盤として、Android OSのタブレット端末ユーザーの約300サンプルを対象にデータ収集を開始し、2016年春からは1,000サンプルへの拡大を予定しているとのこと。なお、対象者個人の閲覧情報のみを収集する仕組みを採用しているため、共有で利用しているタブレット端末であっても協力者以外の情報は収集しないという。
同サービスで既に収集しているPCやスマートフォン、TVといった他のデバイスと同様、情報接触に関するデータを自動的に収集する仕組みを採用することで、正確かつ詳細なデータを常時収集できるとしている。
収集したデータを他のデバイスや購買行動と合わせて分析することで、デバイスごとの情報行動の違いや各デバイスの購買行動との関係性の把握も可能になるという。特に、同じモバイル環境であってもスマートフォンとタブレット端末による情報行動の違いを明らかにすることで、より最適なモバイル環境への対応を提案可能になるとのことだ。