NTTドコモ(ドコモ)は11月25日、IoT(Internet of Things)の普及をめざし、スマートフォンのアプリとBluetooth Low Energy(BLE)対応のデバイスを連携させるためのプラットフォーム「Linking(リンキング)」を開発したことを発表した。
同プラットフォームは、複数のアプリと複数のデバイスの連携情報を一元的に管理し、アプリとデバイスを相互に連携できるもの。Linking対応サービスアプリとLinking対応デバイスを自由に組み合わせることで、さまざまな使い方が可能となっており、たとえばLinking対応デバイスを持ちものにつけておくことで、Linking対応デバイスとスマートフォンが離れた場合に、Linking対応デバイスから忘れ物防止情報を受信して、顧客のスマートフォンに通知するといった使い方が考えられる。また、スマートフォンのLinking対応サービスアプリが雨天情報を受信した際に、傘の近くに置いてあるLinking対応デバイスが光や音などで通知することで、スマートフォンの画面を見なくても、雨天情報に気付くことができるようになる。
さらに、アプリやデバイスの開発者が、Linking対応サービスアプリやLinking対応デバイスを開発するためのAPIを、Linkingポータルサイトで同日から公開している。
ドコモは「iコンシェル」をはじめとするサービスアプリとLinking対応デバイスが連携するためのLinkingアプリを2016年1月から提供予定。また、同社が立ち上げた「Project Linking」には、パートナー企業が参画している。