セールスフォース・ドットコムは11月20日、開発者を中心としたSalesforceユーザ向けオンライン・トレーニングサービスである「Trailhead(トレイルヘッド)」の提供を開始した。まずは21件のモジュールとインタフェースを日本語で提供する。

同サービスは、システム開発者から管理者までSalesforceユーザー向けに提供するオンライン・トレーニングサービス。学習マニュアルを提供し、テストを受けることで単元を獲得できる「モジュール」、アプリやシステム開発を実践的にガイドする「プロジェクト」、そして開発者や管理者向けに提供されるモジュールを自動的に組み合わせた学習コース「トレイル」を提供する。

ユーザーは、同サービスを使うことでSalesforceの活用法について習得することに加え、ガイドラインに沿って正しくForce.com上でシステムやアプリケーションの開発ができているのかをステップごとに確認することが可能という。また、SalesforceやCRMに関する基礎知識について理解するためのマニュアルで学習し、確認テストを受け、ポイントやバッジを得ることができるなど、ゲーミフィケーションを取り入れた学習スタイルも取り入れている。

2015年8月にIDCが実施した調査によると、セールスフォース・ドットコムおよびそのエコシステムは2018年までに世界中で100万件の雇用を創出し、全世界のGDPに与える影響は約33兆円にのぼると試算されている。同社では顧客やパートナー企業においてSalesforceのスキルを有した人材の需要が拡大する中、顧客とユーザーを最優先に考えながら、フィードバックに基づく形で企業が求める実用的なSalesforceを活用するためのスキル習得を図るため、Trailheadを開発した。