富士通エレクトロニクスは11月12日、IoT用途に適した920メガヘルツ特定小電力無線帯域を利用した「WisReed 通信モジュール MSB1402」の受注を11月末から開始すると発表した。

同モジュールは、富士通のスマートネットワーク技術「FUJITSU Intelligent Society Solution WisReed」を搭載したもので、RSILインターフェースを搭載した量産対応型のモジュール。ARM Cortex-M3を搭載しており、センサーセンシングに使用可能なシリアルインターフェースやADC、機器制御に使用可能なPWM、GPIOの機能リソースを使用することができる。

また、ユーザーがセンシングや機器制御プログラムを開発し搭載することも可能なため、同モジュール単体でネットワーク端末機器を構築することが可能。ユーザープログラムの開発には、標準的なARM開発環境が使用でき、通信制御およびリソース制御を含めた4種類のインターフェースを提供するという。

ハードウェアはロームの「特定小電力無線モジュール BP35A1」を採用。サンプル価格は8500円(税別)。

ソフトウェア構成図

「MSB1402」概観