日本システムウエア(NSW)は11月5日、同社の特許技術に基づくというセンサー・ビーコンである「BLEスマートセンサN(エヌ)」を利用する、BLE(Bluetooth Low Energy)スマート・センサー・ソリューションを提供開始した。初年度3件の受注が目標。

BLEスマートセンサNによる環境モニタリングとO2Oサービスのイメージ

BLEスマートセンサNは、温・湿度/照度/紫外線など複数のセンサー情報を、BLEビーコンで発信可能なセンサー・ビーコン。複数の同センサーが計測した情報はペアリング不要であり、1つのゲートウェイを介してクラウド上のIoTプラットフォームに収集するという。

新ソリューションでは、同センサーが持つ環境モニタリング情報とビーコンIDによる位置情報の2つの特性を利用し、小売量販店や大型商業施設、飲食店などに向けて、建物内の消費電力管理を実現するEMS(エネルギー・マネジメント・システム)と、来場者のスマートフォンにニュースやクーポンなどを配信するモバイルO2O(Online to Offline)サービスを、1つのインフラで提供可能にしたとしている。

同社は、同ソリューションの提供によって商業活動の発展と省エネを両立するインフラ環境の構築を支援しているという。導入価格は、初期構築費と運用後の月額利用料で構成し、規模により異なるとのこと。

なお、同ソリューションの導入を検証するためのBLEスマートセンサN評価キットを、1セット18万5,000円(税別)で提供している。

BLEスマートセンサNの仕様と外観