アカマイ・テクノロジーズとマイクロソフトは11月4日、アカマイのCDNへのアクセスをMicrosoft Azureに統合するパートナーシップを発表した。
マイクロソフトは世界最大級のCDN利用企業の1つで、OSアップデートなどのソフトウェアパッケージを数十年にわたり配信し続けている。両社には長年にわたる関係があり、近日提供開始を予定しているAzure CDNは、Azure上に配置・配信されるコンテンツと、アプリケーションの性能を最適化するように設計されている。
今回の統合によりマイクロソフトは、アカマイのCDNや高速化ソリューション、セキュリティソリューションを含めた一連のサービスをAzureブランドで市場に提供する。顧客はAzureポータルを通じて購入できるようになるほか、マイクロソフトエンタープライズ契約の一部としてアカマイソリューションを購入可能となる。サポートについても、ワンストップでマイクロソフト、アカマイから受けられるようになるとしている。
Azure CDN製品は、2016年前半より展開を予定している。また、アカマイのCDNや高速化ソリューション、セキュリティソリューションのファーストパーティサービスについては、2015年11月より利用できるようになる。