オープンストリームは11月5日、ビッグデータ技術とAWSの開発実績を基に開発したプラットフォーム「LogStream(ログストリーム)」の提供を開始したこと、ならびに独自のビッグデータ解析技術をベースとしたモデリング・解析・通知サービス「RecoBee(レコビー)」(仮称)の開発を開始したことを発表した。
今回のプラットフォームは、スマートフォンを中心とするモバイルデバイスでユーザーの行動情報を収集し、ビッグデータ化することで、新たなビジネスチャンスを生み出すことを目的に開発されたもの。具体的には、ユーザーの行動情報をリアルタイムに収集・蓄積し、その情報を基にして、細やかな情報発信を可能とするクラウド型サービスで、モバイル端末のほか、IoTデバイスも含めて、搭載しているGPSや基地局から得られる位置情報、センサによる移動速度・移動距離・姿勢情報などを収集しデータ化、ビッグデータとして取り扱えるようにすることを可能とする。
また、レコメンドシステムやBIツールなどのデータ解析ツール・各種通知サービスなどの外部システムに向けてインタフェースを公開しているため、タイムリーな連携が可能となっているほか、AWS上にサービスを構築し、クラウドサービスとして提供することで、低価格化と迅速な利用開始を実現するとしている。
一方のRecoBeeは、同プラットフォームによって収集・蓄積したデータを基に行動解析を可能とするプラットフォームで、リアルタイムデータ解析や機械学習技術、AI関連技術などを組み合わせることで、詳細かつ細やかなタイミングや内容の情報発信が可能な環境をサービスとして提供することを実現するとしている。また、LogStreamと組み合わせることで、データを可視化でき、リアルタイムレコメンデ―ションなどの機能も実現可能になるという。
なお同社では今後、この2つのプラットフォームを1つの柱として、ビッグデータ、モバイル、クラウドなどの技術を統合していくことで、新たな価値を提供していきたいとしている。