米Alteraは11月2日(現地時間)、FPGA/SoC向け開発ソフトウェア「Quartus Prime」を発表した。

Quartus Primeのフロントエンドには、従来の「Quartus II」ソフトウェアと同じユーザー・インタフェースを搭載。バックエンドには「Spectra-Q」エンジンが追加され、最新アルゴリズムにより、コンパイル時間の短縮とデザイン性能の向上を実現している。また、Spectra-QエンジンはIPブロックの配置配線の保存に階層型データベースを搭載しており、デザインの安定確保と同時に、不要なタイミング・クロージャ作業の排除とコンパイル時間の短縮を図っているという。

Quartus Primeは同社のWebサイトよりダウンロードすることが可能。プロ、スタンダード、およびライトという3つのエディションが用意されており、Quartus Primeプロおよびスタンダードには、ModelSim-Altera Starter Editionソフトウェアのほか、IP Base Suiteのフルライセンスが付属している。ノード・ロックPCライセンスの年間ソフトウェアライセンスは、同社のeStore から 2995ドルで購入可能。