ペンタセキュリティシステムズは10月30日、同社が米国の「全米サイバーセキュリティ意識向上月間(NCSAM)」で、セキュリティサービス部門におけるチャンピオン企業に選定されたと発表した。

NCSAMは、米国の国家サイバーセキュリティ協会(NCSA:National Cyber Security Alliance)と国土安全保障省(DHS)が主催するキャンペーンで、2004年にスタートした。キャンペーンでは、情報セキュリティの重要性を世界に向けて唱えるほか、米国でセキュリティ事件が発生した場合などに備え、国家レベルでのリスク管理能力向上を目的としている。

チャンピオン企業の選出の対象となったのは、同社のクラウドベースセキュリティサービス(SECaaS)のCloudbric。Cloudbricは、会員登録してソフトをインストールするだけで、クラウドベースの強固なセキュリティ機能を利用できるのが特徴。2015年1月より米国、日本、韓国でリリースしている。

チャンピオン企業の選出を受け、同社は広報大使に就任。同社はCloudbricのサービスを通じて、一般に向けてセキュリティに対する理解を深めるユニークでわかりやすいコンテンツを作り、NCSAMと共同でキャンペーンに取り組む。

現時点では、「低価格なセキュリティソリューションの紹介」「数字で見るSMBとサイバーセキュリティ」「絵で学ぶセキュリティ」などをテーマに、インフォグラフィックやカラムなどの形で製作する予定となっている。

Cloudbricビジネスの総責任者であるCTOのDS Kimは、「NCSAMの広報大使活動をきっかけにCloudbricに対する需要の高いアメリカ市場をより積極的に攻略し、アメリカ全域にわたって製品を広報できるチャンスをとらえたと思います。」とし、新たな営業戦略を立てる方針を固めた。「あわせて、サイバーセキュリティに対する認識向上というNCSAMの趣旨にも応えて、大衆が理解しやすく楽しいと思えるコンテンツでアメリカをはじめ全世界の人を対象にセキュリティ認識を変化していきます」と述べている。