スマートフォンで定額制音楽配信サービスを利用しているユーザーは、iOSで6.3%、Androidで8.7%だった。MMD研究所とコロプラの「スマートアンサー」が、スマートフォンを所有する20歳から59歳の男女2,245人(iOSユーザー1,027人、Androidユーザー1,218人)を対象に共同実施した「2015年10月スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」による。

よく利用する音楽再生機器

普段よく利用する音楽再生機器を尋ねると、スマートフォンが72.0%で最多であり、以下PC(35.3%)、デジタル・オーディオ・プレーヤー(27.2%)の順だった(複数回答)。なお、スマートフォンのみを選択した人は22.0%だった。

会社員・主婦・学生といった属性別に見ると、会社員はスマートフォン、PC、カーステレオ・ラジオ、主婦はスマートフォン、カーステレオ・ラジオ、PC、学生はスマートフォン、PC、デジタル・オーディオ・プレーヤーの順となった。

OS別のスマートフォンでの音楽再生頻度

スマートフォンで音楽を再生すると回答したiOSユーザー(808人)及びAndroidユーザー(808人)にスマートフォンで音楽を聴く頻度について尋ねたところ(複数回答)、「ほぼ毎日」と回答した人はiOSで35.6%、Androidで29.7%だった。これを2015年2月にMMD研究所が行った「スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」と比較すると、iOSでは2.7ポイント、Androidでは9.5ポイント増加している。

OS別のスマートフォンでの音楽再生方法

さらに、どのような方法で音楽を聴くのかを尋ねると、iOSユーザー・Androidユーザー共に「YouTubeなどの動画サイト」が最多で50%を超え、「定額制音楽配信サービス(Apple Music、AWA、LINE Musicなど)」はiOSで6.3%、Androidで8.7%に留まった。

会社員・主婦・学生の属性別に見ると、主婦の63.0%がYouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いており、学生および会社員は「YouTubeなどの動画サイト」(学生59.6%、会社員52.1%)の次に「購入したCDからスマートフォンに取り込んでいる」(学生44.9%、会社員38.9%)が多かった。

定額制音楽配信サービスの利用状況

定額制音楽配信サービスで音楽を聴くと回答した人(iOSユーザー・Androidユーザーの計121人)に利用しているサービスを問うと、「AWA Music」が最多で42.1%、以下「LINE Music」(24.8%)、「Apple Music」(23.1%)の順だった(複数回答)。

スマートフォンを所有する2,245人を対象にハイレゾ音源の購入経験を尋ねると、「購入したことがある」「試聴などで聴いたことはあるが購入はしていない」「名前だけ知っている」を合わせて認知度は50.2%であり、2015年2月の「スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」と比較して認知度が3.5ポイント増加していた。