デジタルアーツは10月28日、「FinalCode」Ver.5を、2016年1月11日より提供すると発表した。
さらに、グローバルのInformation Rights Management(IRM)市場への展開を強化するために新しいロゴを採用するとともに、米国子会社のFinalCodeに「FinalCode」におけるすべての特許権、商標権、著作権等の知的財産権を集約する。
新バージョンでは、社内の共有フォルダ内のファイルを自動で暗号化することで、利用者に意識させずに重要な情報を保護する機能を強化。想定外の理由でファイルが社外に流出した場合であっても、ファイルを第三者が閲覧できずに自動で削除される。これにより、情報漏洩を防ぐ。
また、組織構造に合わせてセキュリティ・ポリシーを継承する機能、利用者の役職・役割に応じたセキュリティ権限を設計できる機能も強化した。例えば、部長が部員部下が利用する暗号化設定の制限を定義して、暗号化・復号化の実行状況を把握。課長は課が所有するファイルへの社内外でのアクセス状況を追跡するといったように、セキュリティ管理・責任者が、組織全体に対しトップダウンで効果的かつ効率的にセキュリティ・ガバナンスを行うことを可能とした。
ほかにもIRM機能を強化し、オフライン環境下でも、オンライン環境時と同じレベルのIRM制御が可能となった。1つのファイルに複数の権限を設定したり、「FinalCode」で暗号化したファイルを対象者に譲渡したりすると同時に、新しいファイルオーナー/IDを付与できるようになる。