ネットワールドは29日、米PernixData製ストレージ高速化プラットフォームの最新版「PernixData FVP 3.0」の販売を開始する。最新版では、VMwareの最新ハイパーバイザー「vSphere 6.0」に対応している。
「PernixData FVP」は、VMwareのハイパーバイザー内にカーネルモジュールとしてインストールし、サーバに搭載された高速なメディアをキャッシュ利用することで、既存ストレージのI/O性能、レスポンスタイムを高めるソフトウェア。
最新版の「PernixData FVP 3.0」では、VMwareの最新ハイパーバイザー「vSphere 6.0」に対応。また、関連する顧客のデータを収集し、環境の健全性を事前に把握する機能「PernixPlus」を搭載。これにより、問題の発生以前に潜在的な問題を発見したり、サポートチームによる迅速な問題解決に役立てたりすることが可能となる。ユーザーインタフェースは、HTML 5をベースとしたデザインに刷新し、よりモダンで高速、かつ柔軟なインタフェースになったという。
エディション構成は、全5種類の有料ライセンスに加え、今回から無償で利用できる「FVP Freedomエディション」を提供。無償版は、読み込み(リード)の高速化、分散耐障害性メモリ(DFTM)など、「PernixData FVP」の基本的な要素を備えている。
無償版のサポートは、PernixDataが運営するコミュニティフォーラムにより提供されるが、これに加え、ネットワールドは独自の日本語コミュニティフォーラム「FVP Freedom」を開設する。同フォーラムは、当面はネットワールドが運営を支援し、いずれはPernixData本社の管理下に移行する計画。