豆蔵ホールディングスは10月29日、事業会社のジェイエムテクノロジーが、製造装置や各種センサー等のデータを収集・保管・分析を行う「J+Bridgeプロトコルコンバータ」ならびに 「J+Loggerデータサンプリングモジュール」をベースに、マイクロソフトのクラウドサービスMicrosoft Azureの仮想マシン上で稼働する製造データロギングシステム「DLS on Azure IoT」の販売を11月1日に開始すると発表した。
「DLS on Azure IoT」は、各種装置・センサーからの膨大なデータの蓄積、一元管理、解析機能によりデータを可視化することができる。半導体製造メーカーのみならず、製造データの収集、保管、解析が必要な鉄鋼、機械、化学、薬品、食品等の各種製造メーカーにも適合するという。
DLS on Azure IoTでは、各種装置からデータを取得し、解析に必要なデータをAzure上のデータ基盤に集約。Azure Storage上のデータを、マイクロソフトの提供するBIツール「Power BI」で可視化する。これにより、ある特定時間帯における各装置でのパラメータ比較や、あるパラメータが特定の値を超えた時間を表示する等、取得された装置データを多種多様な方法、視点で可視化することで、製品の生産性向上や故障率低減のヒントとなる情報を得ることが可能となるという。