NECネクサソリューションズは10月28日、大阪信用金庫にモバイル端末を活用するリモート・アクセス・サービスとして、NECと協業して「Clovernet(クローバーネット) セキュアモバイル for タブレット」を導入したと発表した。
大阪信金はモバイル端末としてNECのタブレットである「VersaPro VT」を導入すると共に、リモート・アクセス・サービスとしてClovernet セキュアモバイル for タブレットを採用した。同信金では、営業担当が外出先でメールのチェックを行うほか、社内サーバにサクセスし、顧客に提案するプランの確認のほか、見積もり作成等に利用しているという。
「Clovernet(クローバーネット) セキュアモバイル for タブレット」は、タブレットを業務で利用するためのセキュリティを考慮したリモート・アクセス・サービスで、NTTドコモのLTE(Xi)および3G(FOMA)のエリアで利用できる。
マネージドVPNサービス「Clovernet Ver.C」に閉域で接続するため、物理的にインターネットに接続しない高セキュリティでの利用が可能とのこと。タブレット利用において、セキュリティを重視するユーザー企業に最適なサービスとしている。
同サービスには、インターネットから隔絶した物理的閉域の通信経路、認証技術、紛失・盗難時にはロックやワイプ(内容消去)が可能、運用サービスの提供、ビジネスに適したタブレットのレンタルで提供といった特長があるとのこと。
物理的閉域の通信経路については、ユーザー企業のイントラネット環境へ閉域で接続する法人向けサービスのため、インターネットに潜む脅威を遮断し高セキュリティを確保するという。
認証技術は、ID・パスワードに加えてIMEI(端末識別番号)認証にも対応可能であり、複数の認証技術で高セキュリティを実現するとのこと。
紛失・盗難時のロックやワイプは、タブレットの管理・運用に必要なMDM(モバイル・デバイス管理)をバンドルにより実現している。
運用サービスは、ヘルプデスクを始め、導入から運用までサポート可能な運用サービスを用意しているという。
タブレットのレンタルは、NECのタブレットである「VersaPro VS」「VersaPro VT」「Lavie Tab S」「AGT10」を提供する。