電通は、ヤフオク!と共同で、リユースを通じて人の夢や未来を応援する新しい仕組みのクラウドファンディングサービス「reU funding(リユー ファンディング)」を11月4日より開始する。

同サービスは、プロジェクトの賛同者が「ヤフオク!」を通じて、使わなくなったモノの販売や購入にて調達したお金を、賛同するプロジェクトに支援できるサービス。同社によると、リユースによる循環型社会の実現に貢献し、プロジェクト実行者の夢や未来を応援できるという、「三方よし」の新しい社会的な取り組みだという。

「reU funding」イメージ

同サービスの第一弾は、建て替えのため8月末に本館を閉じた「ホテルオークラ東京」がプロジェクト実行者となり、これまでホテルオークラ東京を愛してきた顧客との想い出の共有と、困難な立場にあるこどもたちにオーケストラ教育を行う団体「エル・システマジャパン」への支援を目的に、旧本館の客室やレストランで使用されてきたテーブルセットやソファーといった家具など300点以上を出品する。

同サービスでは、ヤフーが企画・運営・プラットフォームの提供を担当し、国内外のソーシャルなプロジェクトに取り組む電通の社内組織「電通ソーシャル・デザイン・エンジン」が企画協力・コピーライティング・デザイン監修を実施。これを通じ、個人や企業、団体が一丸となり、モノや資源が循環する社会への新たなきっかけをつくることで、「リユースが当たり前」の世界の実現を目指す考えだ。