Facebookはこれまで2兆を超えるポストをインデックス化しており、同サービスでは毎日15億件を超える検索が実行されている。同社は22日(米国時間)、検索機能「Facebook Search」をアップデートし、ユーザーのネットワーク内だけではなく、Facebookのネットワーク全体から投稿のキーワード検索を実行できるようにした。US英語で使用しているiPhone版、Android版、デスクトップ版のFacebookでロールアウトが始まっている。
アップデートされたFacebook Searchの検索ボックスで検索キーワードを入力すると、検索のおすすめが表示される。このおすすめのリストは入力に応じて動的に変化する。たとえば「mlb p」まで入力すると「mlb playoffs」や「mlb playoffs daniel murphy」(プレイオフで連続試合本塁打を継続中)というように、その時に話題になっていることやユーザー向けにパーソナライズしたキーワード(好きなMLBチームなど)がおすすめされる。
今起きていることや議論になっていることを素早くチェックできる機能であるという点では、Twitterが開始した最新の話題やニュースのキュレーションサービス「Moments」と同じだが、検索機能であるFacebook Searchでは情報を収集できる自由がユーザーに与えられている。Facebookで広く共有されているリンクからは興味深い議論が広がっており、新しい検索機能から、そうしたホットな話題を見つけ、それまでの経緯をチェックして自分も議論に参加できる。
検索結果にはキーワードに関連する最近の公開ポストと並んで、友達や家族などユーザーのネットワークからの結果もリストされる。これらは「Public Posts」「Posts from Friends and Groups」に分けられるので、結果リストでひと目で区別できる。また検索結果は「Top」のほか、「Latest (最近)」「People」「Photos」「Videos」「Pages」「Places」などのタブで絞り込むことが可能だ。