米EMCと米VMwareは10月20日(現地時間)、Virtustreamブランドの新しいクラウド サービス会社を設立する計画を発表した。
新会社の社名は「Virtustream」で、Virtustreamの最高経営責任者(CEO)であるロドニー・ロジャーズ氏が指揮する予定。出資は両社が折半し、業績は2016年第1四半期からVMwareの財務報告に連結されることが見込まれている。
新会社は、EMC Information Infrastructure(EMC II)、VCE、Virtustream、VMwareのクラウドの技術やサービスなど、各社の能力を統合し、オンプレミス/オフプレミス向けに総合的なクラウド製品/サービスを提供する。これらの中には、VMware vCloud Air、VCE Cloud Managed Services、VirtustreamのIaaS、EMCのStorage Managed ServicesならびにObject Storage Servicesが含まれる。
これらの資産を統合し、広範なサービスから導入支援にわたるサービス群をもとに、顧客のワークロードを総合的にサポートする統合されたIaaSサービスが提供される計画。
新会社の2016年の経常収益は数億ドルが見込まれ、今後数年間で数十億ドル規模に成長する見通しだという。
VMwareは、同社の上級副社長のアジェイ・パテル氏が指揮するCloud Provider Software事業部を設立し、vCloud Air Networkを含むクラウド・プロバイダー向けのクラウド・ソフトウェアとソリューションを提供する予定。
新事業部は、vCloud Air Application Service事業部、vCloud DirectorならびにvCloud Air Networkの担当チーム、Virtustream のAdvisor Planning & Migrationツール、xStream クラウドマネジメント・プラッツフォーム、ガバナンス/リスク/コンプライアンス・ ソリューションなどのVirtustream のSoftware BusinessのIT資産と人材を統合する計画。