NTTドコモは10月21日、同社が昨年度開催した「Developer Application Contest」で最優秀賞を受賞した法政大学のSMDLabのARアプリ技術が、森永製菓に採用されたと発表した。「チョコボールARtoyシリーズ」のARアプリとして提供される。
ドコモが定期的に実施している「Developer Application Contest」は、開発者が同社やパートナー企業保有のAPIやハードウェアなどを活用してアプリを開発するコンテストで、応募アプリの中からさまざまな賞を選出。受賞者は、賞金の獲得のほか作品のプロモーションや、フォローアップとして起業支援を受ける可能性が与えられる。
ドコモはARアプリについて、商用化に必要となる専門的アドバイスや協業先の開拓からビジネスモデルの検討まで支援。SMDLabはその支援をもとに具体化を進め、森永製菓のアクセラレーションプログラム「Morinaga アクセラレーター 」でアライアンス賞を受賞し、商用化された。
「チョコボールARtoyシリーズ」はスマートフォン上で動くARアプリで、森永製菓の「チョコボール」の箱にかざすことでゲームが始まり、「チョコボール」の箱を自分で動かしながら遊べる。ドコモがインキュベータとして関わり、「Developer Application Contest」で受賞したアプリが第三者企業に採用されるのは、今回が初となる。
「チョコボールARtoyシリーズ」画面 |