カスペルスキーは10月20日、仮想化環境向けセキュリティ製品の最新版「Kaspersky Security for Virtualization 3.0 Agentless Service Pack1」の提供を開始した。
この製品は、仮想マシンごとのインストールが不要なエージェントレス方式を採用しており、仮想アプライアンスでアンチウイルスやネットワーク攻撃対策を実現している。従来のウイルス対策製品を各仮想マシンに導入した場合は、アップデートストーム / スキャンストームが発生しやすくなり、パフォーマンスに大きな影響が出ることがある。
新バージョンでは、新たにVMware vSphere Serverの負荷軽減の仕組みを採用するとともに、各仮想マシンのセキュリティ情報をさらに可視化する運用管理機能を強化。特に、大規模運用の場合に、より大きな効果を発揮するという。これに加え、VMware vSphere 6.0にも対応している。
データセンターやクラウドサービス・ベンダーなど仮想化環境を利用している法人を対象としており、パートナー企業経由で販売する。販売価格は、最小構成の1CPU当たり16万円(税別)となる。