Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services |
インターネットサービス企業Netcraftは10月16日(英国時間)、「October 2015 Web Server Survey|Netcraft」において2015年10月のWebサーバ調査結果を報告した。2015年10月は878,269,546のWebサイトおよび5,491,917台のサーバ(web-facing computers)からレスポンスがあったという。社はサーバの台数は53,800台増えているにもかかわらず、Webサイトは1,450万サイトほど減少したと指摘しており、Webサイト数ベースではインターネットの縮小傾向が始まっている。
2015年10月はnginxが増加。Webサイト、アクティブサイト、検知可能なWebサーバとすべての領域で増加しており、強い成長傾向を示している。まだシェアに大きな開きはあるものの、長期的に見てApacheとMicrosoftが減少し、nginxが増加する傾向が続いている。
Netcraftは報告の中で、最新のnginxやApache、Microsoft IISがHTTP/2をサポートしていること、HTTP/2がもたらす高速性の明らかな利点の存在などを指摘しながらも、HTTP/2またはSPDYをサポートしたWebサイトは、SSLを使用しているサイトの5%にも満たないことを指摘。ただし、人気の高いサイトに絞り込めばこれらが利用されている割合は増えるとしており、アクセス数が多いサイトほどHTTP/2を積極的に活用している現状を伝えている。