大日本印刷(以下、DNP)はこのたび、100%子会社となるDNPハイパーテックが、インテル Atomプロセッサーを搭載したAndroid端末(以下、インテル Android)に対応する「CrackProof for Android (インテル Atom版)」を開発し、11月1日より提供を開始すると発表した。
「CrackProof for Android」とは、DNPハイパーテックが開発・提供するモバイルゲームやモバイルバンキング等のアプリの不正改ざんを防止するクラッキング対策ソフト。有料サービスの課金をさせない「課金システムはずし」や不正コピー、ゲームで本来とは異なる動作をさせる「チート」など、横行するクラッキング被害からAndroidアプリを保護するだけでなく、アプリの動作速度を低下させないとして、金融機関や家電メーカ、ゲームメーカーなどに採用されている。
今回、インテル Android向けアプリへ対応したことにより、アプリ本来のパフォーマンスを損なわず、クラッキング対策となるセキュリティの確保を実現したという。価格は、1アプリにつき年間利用料200万円(税別)~となる。
DNPハイパーテックは今後、同製品を国内外のAndroidコンテンツ配信企業向けにクラウドサービスとして提供し、2016年度で2億円の売上を目指す。