日立システムズエンジニアリングサービスは10月15日、クラウド型紛失防止セキュリティソリューションを販売開始すると発表した。提供は2016年1月に開始予定。
同ソリューションは、重要書類の入ったカバンなどの「人に起因して発生する」盗難・紛失事故に着目し、紛失防止対策に利用できるシステムを短期間かつ低コストで提供する。
具体的には、ビーコンをカバンやノートPCに取り付け、あらかじめスマートデバイスに設定した距離から離れた時点で、スマートフォンにアラームとバイブで通知する。
持ち主へのアラーム通知と同時に。紛失時点の位置を管理者など第三者にメールで通知するため、アラームに気づかない場合も紛失した時刻と場所を確認できる。
そのほか、監視時間(秒単位)と監視距離(m単位)を設定可能で、普段の行動範囲に合わせた調整ができ、通知曜日を設定することで、休日などを通知対象から除外できる。
製品提供に先立ち、お試し版が配布され、同社から入手可能なビーコンとAppStoreよりダウンロード可能な専用アプリ(一部制限あり)を試すことが可能。
価格はオープンで、対象100人の場合、ビーコン1個当たりの初期登録費が3000円、月額費用500円からとなっている。