NECは10月15日、ビジネス用ページプリンタ「MultiWriterシリーズ」において新製品3機種4モデルを発売した。
新製品は、A3カラーページプリンタ「Color MultiWriter 9110C/9010C」とA3モノクロページプリンタ「MultiWriter 4700」、A4モノクロプリンタ複合機「MultiWriter 200F」の3機種4モデルで、2015年度グリーン購入法に対応している。
新製品の特長として、A3カラーページプリンタ「Color MultiWriter 9110C/9010C」は、従来比耐久性が50%向上、毎分32ページのカラー出力が可能な点が挙げられている。カラー印刷のコストは、同社によると従来比1台当たり5年間で18万円の削減を可能としており、多店舗展開などのために複数台を一括導入するケースにおいて50台で試算すると5年間で約900万円の削減を実現するという。また、紙の補充やメンテナンスなどの操作が前面から可能となっており、周囲のスペースが不要だとしている。
A3モノクロページプリンタ「MultiWriter 4700」は基幹システムの大量出力ニーズに応える毎分55ページの高速出力を可能としている。生産性を向上させるオプションとして、製本出力が可能な中とじフィニッシャや、2つの排出トレイが装着可能。また、オプションで2つのネットワークを分離した形で同時接続が可能となっており、通常ネットワークごとに設置する必要があるプリンタの導入台数を削減し、安全性とコスト削減の両立を実現するとしている。
A4モノクロプリンタ複合機「MultiWriter 200F」は設置専有面積を従来比約50%削減したコンパクトサイズで毎分30ページの印刷を可能としている。無線LANへの対応に加え、AirPrintやGoogleクラウドプリントに対応したため、タブレットからの無線LAN経由の印刷やクラウド経由での印刷に適しており、A4原稿を約2.5秒でのファクス送信や、A4モノクロ原稿を約3秒で連続スキャンできるという。
価格は、「Color MultiWriter 9110C」が17万8,000円、「Color MultiWriter 9010C」が12万8,000円、「MultiWriter 4700」が45万8,000円、「MultiWriter 200F」が5万4,800円となっている(いずれも税別)。「MultiWriter 4700」の出荷開始は11月下旬が予定されており、そのほかの製品は10月下旬の予定となっている。