本田技研工業(ホンダ)は10月14日、同社の歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」が、生活支援ロボットの国際安全規格「ISO13482」の認証を日本品質保証機構(JQA)から取得したと発表した。
認証取得には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の成果として得られた安全設計、および認証取得に必要なデータ整備などの知見が活用されたという。
「Honda歩行アシスト」は、歩行訓練の補助を目的に開発されたもので、装着者の歩行パターンに合わせて歩行動作を誘導する「追従モード」、歩行パターンをもとに左右の脚の屈曲、伸展のタイミングが対称になるように誘導する「対称モード」、歩行中のスムーズな重心移動動作が回復できるよう繰り返しステップを誘導する「ステップモード」という3種類も訓練モードが設定可能となっている。
重量は約2.7kg(バッテリー含む)で、1回の充電で約60分使用することができる。11月からリース販売を開始する予定で、リース価格は3年間の契約で月額4万5000円となる。