マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは10月6日、高校生・高専生(3年生以下)および小・中学生を対象としたゲーム開発の全国大会「Unityインターハイ2015」の結果を公式Webサイトで発表した。

Unityインターハイは、高校生・高専生以下の学生を対象としたUnityおよびプログラミング技術習得の奨励、才能の発掘を目的として行われるゲーム開発の全国大会。応募作品はゲーム分野のエキスパート達に審査され、予選審査を通過した作品は東京・秋葉原で行われるプレゼン発表会で開発メンバーによるプレゼンが行われ、最終審査を経て優勝作品が決まった。

優勝作品 愛知県東郷高等学校のチーム「_AVC_Club」小椋陸仁氏・高見良氏による「怖がり少年」

優勝作品は、愛知県東郷高等学校のチーム「_AVC_Club」小椋陸仁氏・高見良氏による「怖がり少年」、準優勝は、京都府東山高等学校のチーム「GreenFrash」浦千尋氏・木村宗磨氏による「SpeedUpEraser」。

準優勝作品 京都府東山高等学校のチーム「GreenFrash」浦千尋氏・木村宗磨氏による「SpeedUpEraser」

敢闘賞は、兵庫県灘高等学校のチーム「捕鯨団体」河井大輝氏の「Cubes」、殊勲賞は東京都成城学園高等学校のチーム「鉄腕DASSHUTU」長沼伽奈氏の「VR脱出ゲーム」、技能賞は、東京都世田谷学園高等学校のチーム「Project .MS」菊地勇輔氏・香取稜氏による「Unite in the School Festival」が獲得した。

すでに、Unityインターハイ2016の開催も決定しており、詳細は2016年春に発表される。また同社では、高等学校・高等専門学校および小・中学校でのプログラミング教育の活性化を目的として、ゲーム開発を行う部活動への無償の講師派遣やUnity関連書籍・Unityノベルティグッズのプレゼントサービスの実施をスタートした。同サービスへの申請資格は、文科省認可の高校または高等専門学校、小・中学校であること、学校から正式に認められる部活動(または同好会・愛好会など)として発足すること、Unityを扱える機材や部室などの環境があること、活動部員数が最低5名以上であること、Unityインターハイ2016へのエントリーを行うこと、Unityからの講師派遣実績が今までにないこととなっている。