OKIグループのプリンター事業会社OKIデータは10月5日、セイコーインスツル(SII)の子会社で大判プリンター事業を展開するセイコーアイ・インフォテック(SIIT)の全株式をSIIより10月1日に譲り受け、新会社OKIデータ・インフォテックを設立し事業活動を開始したと発表した。新会社の資本金は10億円で、事業取得に要した費用などは明かされていない。
また、OKIデータの欧米グループ企業へのSII欧米グループ企業からの大判プリンター事業ならびに資産譲渡も同日に完了しており、SIITから提供していた大判プリンターなどの商品販売・サービスは、OKIデータ・インフォテックが引続き提供することになる。
OKIデータは、高付加価値プリンター事業を成長分野として位置づけており、特にプロフェッショナル市場を重要なターゲットの1つとしている。今回の新会社設立についてOKIグループは「今回の事業取得により、大型インクジェットサインプリンターおよびLEDグラフィックスプロッターなどの技術・開発力、ならびに商品ラインアップと販売チャネルを新たに獲得しました。今後、印刷・流通・小売業界向けにワンストップ・ソリューションを提供することで、プロフェッショナル市場でのプリンター事業強化を図ります。」とコメントしている。