Twitterの暫定CEOを務めていたJack Dorsey氏が同社の新CEO(最高経営責任者)に就任した。Dorsey氏が同氏のTwitterアカウントで発表したもので、Twitterが米国証券取引所(SEC)に提出した書類によると30日(米国時間)に取締役会が承認した。Dorsey氏は取締役会会長を退任。TwitterはAdam Bain氏をCOO(最高執行責任者)に任命しており、Dorsey氏とBain氏は取締役会の再編に取り組む。
2013年11月に株式上場を果たしたTwitterは、広告収入こそ順調に伸ばしていたものの、アクティブユーザー数が伸び悩んでいた。減速感が強まる中で今年6月に前CEOのDick Costolo氏が辞任。共同創業者の1人であるDorsey氏を暫定CEOに据えて後任を探していた。
当初は新規株式公開(IPO)を目指すペイメントサービスSquareのトップであるDorsey氏が新CEOに任命される可能性は低いとの見方が広まっていたが、同氏の考えを支持する大株主が現れたことで風向きが変わった。Dorsey氏は今後、TwitterとSquareのCEOを兼務するという。「これからわれわれが成すべきことは、Twitterを世界中の人が簡単に理解できるものにし、Twitterを好んで毎日使用してくれる人々により大きな価値を提供することだ」と述べている。