アドビ システムズは、IT大手アドバイザリ会社である米・ガートナー社の調査レポート「Magic Quadrant for Digital Marketing Analytics(デジタルマーケティング・アナリティクス分野のマジッククアドラント) 2015年版」において、同社が「リーダー」に選ばれたと発表した。

ガートナー社が「Magic Quadrant for Digital Marketing Analytics」調査レポートを作成したのは、今回が初めてのこと。実行能力の評価には、製品/サービス、総合的な存続力、販売/価格設定、市場対応力/実績、マーケティング、顧客エクスペリエンス、運用などの評価基準が含まれるという。アドビは、評価対象となった12ベンダーのうち「実行能力」において最高評価を獲得したということだ。

今回の評価について、Adobe Analytics担当バイスプレジデントであるビル イングラム氏は、「Magic Quadrant for Digital Marketing Analytics調査レポート2015年版のリーダー・クアドラントにおいて、当社が実行能力で最高評価を獲得したことは、世界の著名なブランド企業がデジタルマーケティングを推進するうえで、Adobe Marketing CloudのバックボーンであるAdobe Analyticsを信頼していることを裏付けていると確信しています。当社の継続的なイノベーションにより、マーケターはワークフローを最適化して業績を向上させることができます。先日発表した業界初の機能である『Analysis Workspace』では、アドビのクリエティブ業界における豊富な知見を活かし、データサイエンティストが『分析における創造性』を発揮することや、より多くの社員がデータを高度に活用することが可能です」とコメントしている。

また、顧客/パートナーのコメントとして、アウディのブランドポータル責任者、マイケル アドルフ氏は、「Adobe Analyticsにより、当社のチームはお客様にオンラインで情報を提供するうえでの最善の方法について洞察を得て、データに基づいた判断ができるようになりました。我々は常に、関連性が深く、影響力の強い情報と利便性、そして心に残るブランド体験のバランスを取ることに取り組んでいます」と述べている。

このほか、スターウッドホテル&リゾートのデジタルアナリティクス担当アソシエイトディレクター、ジェン ヤセンダ氏は「お客様をよく知ることにより競争上の優位性を得ることができます。また、Adobe Analyticsの高度な分析能力により、検索チャネルのレポーティングとトラッキングの効率が大幅に向上します。Adobe Analyticsのリアルタイムセグメンテーションにより、担当チームはパフォーマンスの詳細を把握できます」とコメントしている。

なお、評価結果の詳細は、Adobe Experience ManagerのWebサイトで参照できる(英語のみ)。