日本オラクルは10月1日、財務、調達・購買、プロジェクト管理などのERP業務のクラウド・サービス「Oracle ERP Cloud」の会計アプリケーション「Oracle Financials Cloud」、経営管理業務を支援するクラウド・サービス「Oracle EPM Cloud」の予算計画管理アプリケーション「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」の低価格短期導入を支援する「ERP/EPM Cloud導入サービス」を提供開始した。
「ERP/EPM Cloud導入サービス」は、グローバルのベスト・プラクティスをもとに、日本オラクルのコンサルティング・サービス部門によるERP・EPMシステムの導入実績およびノウハウを集約しており、日本特有の要件を事前に定義し標準プロセスに組み入れた業務テンプレートも合わせて提供する。
中堅企業や、急速な事業拡大、グローバル進出を推進する企業がクラウド・サービス利用による短期間でのシステム導入/業務改善という利点を最大限享受できるよう、会計業務に必要なプロセスやフローの設定を事前に行う。業務テンプレートを活用することで、最短8週間まで導入期間を短縮できるという。
「ERP/EPM Cloud導入サービス」は、入出金の日次処理から月次、年次決算などの財務、見積りから受入までの購買管理、債権債務管理、予算策定や業績管理などの予算管理を対象範囲としている。
サービスメニューは、発表時点で「一般会計導入サービス」「一般会計、買掛管理導入サービス」「一般会計、買掛管理、購買管理導入サービス」「一般会計、買掛管理、購買管理、予算管理導入サービス」が提供され、順次拡張予定。
「ERP/EPM Cloud導入サービス」の料金は850万円から(税別)となっており、同社は、オンプレミスでのERP/EPMシステム導入にかかる費用と比べて約5分の1に抑えられると見込んでいる。