中小企業向けの業務ソフトを開発・販売するソリマチは10月1日、現行の「給料王16」を利用中のユーザーを対象に、マイナンバー対応プログラムの無償提供を開始した。

本プログラムでは、マイナンバーの登録・管理・削除や利用者権限、操作ログ・アクセスログの強化に対応。ユーザーは「給料王16」の製品内からオンラインアップデート機能を利用するか、同社ホームページのダウンロードコーナー経由で、インストールが可能となっている。

マイナンバー設定画面イメージ

具体的には、「マイナンバー登録・管理・削除機能」では、社員・扶養親族の個人番号や支給者の法人番号/個人番号の入力などの管理を可能としている。また、マイナンバーの保存期間を設定でき、保存期間を過ぎた退職社員が赤色で表示されるようになっている。

そのほかにも、マイナンバーの漏えいを防ぐため、マイナンバー事務取扱担当者として権限をもった利用者のみが、マイナンバーに関連する機能にアクセスできるようパスワードで制限されているという。また、マイナンバーに関して、いつ、誰が、どの機能で操作をしたのかという履歴(ログ)を一覧で確認できる機能も備えられている。

なお、今回マイナンバー対応で強化された機能に関する使い方については、ガイドブック「マイナンバー導入準備ガイド 操作編」が提供されている。マイナンバー制度に完全対応した、次期製品「給料王17(仮)」は年内に発売される予定だ。