M-SOLUTIONS(M-SOL)は9月29日、サイボウズが提供する「kintone」と連携したパーソナルロボット「Pepper」向けの動作設定クラウドサービス「Smart at robo for Pepper」を提供開始したと発表した。

「Smart at robo for Pepper」概要

ソフトバンクロボティクスと仏アルデバランが共同開発した、感情機能を搭載した人型のパーソナルロボット「Pepper」は、受付業務やセミナー・イベント案内、店頭スタッフといった法人企業における接客業務での活用が期待されている。法人企業においては、意図する動作やセリフが必要な場合も多く、「Pepper」への動作要求は、専用のプログラミング・ソフトウェア「Choregraphe(コレグラフ)」上での開発が必要になる。

新サービスでは、「簡単操作であなただけのPepper動作を」をコンセプトに、サイボウズの開発プラットフォーム「kintone」と「Choregraphe」を連携することで、複雑になりがちなロボットの動作開発の効率化が図られ、自由自在に動作設定が行える。これにより、法人企業では動作開発の必要がなくなり、セリフを入力フォームに登録し、動作指定アイコンを選択し、胸のディスプレイに表示する動画や画像を指定するだけで、Pepperに意図した動作を指定することが可能になる。

頭や両手のセンサーや、人検知、属性情報、アンケート結果をkintoneにリアルタイムに保存し、一覧表示やグラフ表示することもできる。

「Smart at robo for Pepper」機能

Pepper向けの基本パックの価格は、セリフや動作をWebで設定が可能な「Smart at robo for Pepper」が、月額3万8000円/台、初期インストール・設置の支援作業の「初期設置サポート」が初期費用として20万円/台からとなる。