4カ国7つのチームによる研究でもSTAP細胞は作製できなかったとする論文と論説記事を、英科学誌「ネイチャー」最新号が掲載した。
論説記事によると、7つの研究チームによるさまざまな条件下での133回に及ぶ再現実験でもSTAP細胞作製は失敗に終わった。STAP細胞の根拠の一つとされた蛍光の発光現象についても、細胞に自然に見られる自己蛍光という現象だった、としている。
掲載された論文は、STAP細胞研究の中心人物である小保方晴子(おぼかた はるこ)氏が属していた理化学研究所と、共著者であるバカンティ教授が所属する米ハーバード大学の研究者を含む研究チームによって、それぞれ書かれている。
理化学研究所の研究者たちによる論文は、STAP細胞とされた細胞が、同研究所内にあったES(胚性幹)細胞とみなされると結論づけている。
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