Microsoftは9月17日(米国時間)、「Microsoft showcases the Azure Cloud Switch (ACS)|Microsoft Azure Blog」において、スイッチのようにネットワークにおいて継続して動作し続けるタイプのネットワークデバイスをソフトウェアで開発するための新しいプロダクト「Azure Cloud Switch (ACS)」を発表した。このシステムはクロスプラットフォームに動作するモジュール型のオペレーティングで、ベースとなるオペレーティングシステムにLinuxを採用している。
Azure Cloud Switchはデータセンター向けのプロダクトと位置づけられている。複数のハードウェアベンダから販売されている複数のプロダクトに対応するために共通で提供されているSwitch Abstraction Interface (SAI)に対応。スイッチに相当する機能の開発やデバッグを従来よりも簡素化する狙いがあるものと見られる。
ここ数年、Microsoftはオープンソースプロジェクトとの関係を積極的に進めているほか、自社のプロダクトやサービスにおけるLinux/FreeBSD対応の推進、さまざまなオープンソースソフトウェアの活用、自社プロダクトのオープンソース化などの取り組みを進めている。