インクリメントPは9月17日、地図をウェブサイト・システムに組み込める法人向けサービス「MapFan API(マップファン エーピーアイ)」をバージョンアップしたと発表した。地図の情報量や配色を観光案内での利用に向けて最適化した新しい地図デザイン「おもてなしマップ」を追加し、スポット検索機能も強化している。

観光地を示すピンが目立つ地図デザイン

MapFan API」は、ウェブサイト・システムに簡単に地図を組み込めるAPI。スポット検索・ルート検索など豊富な機能を備え、地図デザインを選べる。地図デザインは現在、標準マップ・グレーマップ・RPG風マップ・古地図風マップ・道路強調マップ・おもてなしマップの6種類を展開中で、標準マップでは注記を英語・中国語[簡体字/繁体字]・韓国語に切り替えることもできる。

「おもてなしマップ」は、観光案内の背景地図など、観光向けサービスでの利用に最適化した地図デザインとなり、地図の注記(地図上の文字情報)と家形(地図上に描かれる建物の形)は、駅や商業施設など観光客の目印となりやすい情報を厳選して表示している。

地図に載せる観光情報が目立つよう、色味を抑えた配色を採用。さらに色覚の多様性に配慮したカラーユニバーサルデザインにも対応、英語注記への切り替え表示が可能なため、インバウント向けサービスにも活用できる。

また、スポット検索機能の検索結果を表示させる際、従来から備えていた都道府県単位での絞り込みに加え、市区町村単位での絞り込みが可能となり、特定の市区町村の情報に特化したサービスなどでエリア内のスポットのみを表示させることができる。