OKI(沖電気工業)とOKIデータ(沖データ)は9月10日、中小規模オフィス向けのビジネスホンである「CrosCoreシリーズ」と、同社の複合機向けサービスである「COREFIDO3」に対応するA3カラーLED複合機4機種とを連携させる新機能を開発したと発表した。対応する複合機はMC883dnwv、MC883dnw、MC863dnwv、MC863dnwの4機種。新機能は10月13日から、対応ファームウェアの無償ダウンロードの形で提供される予定。

CrosCoreシリーズとLED複合機「MC883dnwv」

電話機と複合機の連携では、FAX着信通知、複合機のコピー・印刷の作業状態や用紙切れ、消耗品(トナーやドラム、ベルトユニット)の交換予告や交換時期到来を、多機能電話機である「マルチ・キーテレホンARCシリーズ」のオートダイヤルボタンの点灯・点滅とLCD表示で通知。これにより、複合機の前での待ち時間を解消すると共に、印刷エラー時にも自席で把握し対処できるとしている。

電話機と複合機との連携機能

複合機とスマートフォンの連携では、FAXの受信をスマートフォンにメールで通知し、外出先からFAX情報が閲覧できるという。これにより「複合機の前に行かないとFAX受信に気付かない」「担当者が外出中で情報が伝わらない」といった問題を解消するとしている。

また、スマートフォンにCrosCoreシリーズが提供するアプリケーションである「Com@WILL ソフトフォンスマート」をインストールすると、外出先から内線通話が可能となり、FAX閲覧後に内勤者と連携して顧客対応することが可能だという。

複合機のFAX機能とスマートフォンとの連携機能

CrosCore ver3.3ではさらに、スマートフォンによる電話の転送設定や通話録音の確認などが可能だとしている。突然の外出や帰社が予定より遅れるような場合に、留守番電話や転送の設定を外出先からスマートフォンを使って変更できるという。

内勤者が顧客などからの連絡を取り次いだ場合、通話の最初の部分から録音(さかのぼり録音)でき、担当者のスマートフォンにメールで通知できるため、担当者は外出先でも録音内容をすぐに確認できるという。これにより、顧客などからの伝言への迅速かつ確実な対応に加えて、内勤者の電話取り次ぎ業務を軽減可能にするとしている。

CrosCore ver3.3で追加された新機能