ソウルドアウトは9月9日、中国越境ECへの参入を目指す企業を対象に、低コスト・低リスクで挑戦できるサービスの提供を開始した。

同サービスは、同社の親会社となるオプトホールディングが「京東全球購」との公式パートナー契約を締結し、日本におけるクライアント企業の誘致やサービス運営などの関連業務を京東全球購より授権したことによる。

京東集団は、中国のECモールで第2位の規模を持ち、2014年の流通総額が2,602億元(約5.2兆円)、2015年上半期の流通総額が2,023億元(約4兆円)にのぼる。その京東集団の傘下で、海外法人向けのECモールであるJD.com International Limited(以下、京東全球購)は2015年6月に日本館をオープンし、日本企業の誘致にも力を入れているという。

今回の新サービスにより、出店企業は、「出品商品の選定」や「契約締結」「商品情報の送付」「日本倉庫への発送」を担う必要があるが、中国への発送や翻訳業務などソウルドアウトが代行。出店費用となる保証金や決済手数料、広告宣伝費などを同社が一括して請け負うことで、最小限に抑えることができる。

なお、同サービスは主に、地方・中小企業への提供をメインとしており、中小・ベンチャー企業の支援に特化するソウルドアウトが担うに至ったという。同社は今後、ECモールへの単独出店支援や、天喜日本生活専営店の運営など幅広いサービスの提供していく考えだ。