ネットギアジャパンは9月4日、10GBASE-Tを24ポート、独立して使用可能な10ギガ用SFP+スロットを4つ持ち、IPv4/IPv6ルーティングが可能なLayer2+スイッチ「XS728T」を9月16日より販売開始すると発表した。価格は78万円(税別)。
XS728Tは、10GBASE-Tを24ポート、10ギガイーサネット用SFP+スロットを4つ持つLANスイッチ。SFP+スロットはコンボポートではなく(10GBASE-Tとの排他利用ではなく)、独立しており、すべてのポートがIEEE802.3ad(リンクアグリゲーション)に対応し、サーバーやNASとの接続を冗長化することで、サービスの継続性を高められる。Layer2スイッチでありながらIPのスタティックルーティングが行えるLayer2+スイッチによりIPv4やIPv6にも対応し、VLAN間のルーティングに加え、IPv4/IPv6それぞれ64のルート情報を静的に登録することを可能としている。
また、IEEE802.1Xに対応しているためRADIUSサーバーと組み合わせることで、PCのログインユーザー情報などに基づいてポートへのVLAN割り当てを動的に行えるほか、プライベートVLAN、プロテクト・ポートにより、ポート間の通信の許可・禁止やポートのグルーピングが容易に行える。さらに、PCなど端末からのIGMPパケットとマルチキャストトラフィック用のVLANを動的に設定することで、ストリーミングサービスの品質が他のトラフィックにより低下することを防ぐ。
そのほか、ポートセキュリティ機能により、ポートに接続する端末のMACアドレスに基づいて通信を許可・禁止できることに加え、RADIUSサーバーとの連携によってユーザー情報に基づいた通信の許可・禁止を可能とし、DHCPスヌーピングをサポートしているため不正に設置されたDHCPサーバーによりネットワーク内の機器のIPアドレス設定が混乱することを防ぐことができる。加えて、ライフタイム保証の対象となっており、購入したユーザーがXS728Tを保有している間は期間を定めずにハードウェアに対する保証を継続する。