日立マクセルは9月3日、ACコンセントを備えたノートPCなども充電可能なモバイルバッテリー「MPC-CAC11400BK」を9月25日から販売することを発表した。価格はオープンプライス。
スマートフォンの普及によりモバイルバッテリーの需要が伸びているが、大半はUSBコネクタから充電するタイプであり、ノートPCへの充電はできない場合が多かった。新製品はACコンセントプラグの挿し込み口を備え、外出先でもノートPCの充電を可能にすることをコンセプトにしたモデルとなっている。
本体のサイズは突起部を除いて幅95×奥行148×高さ34mmとほぼA6サイズ。重さは約595gと軽量。容量11400mAhのリチウムイオン電池を搭載し、AC100V/50Hzで最大65W、USBはDC5Vで最大2.4Aの出力が可能となっている。ノートPCの緊急時の補助電源としての利用に加えて、タブレットやスマートフォン、携帯型ゲーム機、電動工具などの充電にも利用可能としている。筐体にはアルミボディを採用。 コンセントやUSBコネクタへのゴミやほこりの侵入を防ぐプラグカバーも搭載されている。
また、4段階のLED残量表示機能を持ち、点灯・点滅状態から残量を把握できる。
同製品自体の充電は、専用の充電アダプタにより約3時間で可能とのこと。
同社の計測による主な機器に対する充電能力は、ノートPCのバッテリー使用時間では約2時間の延長、タブレットは約1.2回、スマートフォンは約4回、携帯型ゲーム機は約3回、電動工具は約3回の充電が可能だという。