NECは9月2日、製品マニュアルや規定など、文書を定期的に改訂する企業向けに、効率的な文書作成を実現するXMLを活用した技術「Darwin Information Typing Architecture」(DITA)の導入支援ソリューションを発売開始した。
DITAは、文書を章や節単位に分け、その都度組み合わせて文書を作成する技術で、レイアウト作業をプログラムが自動的に行うため、人による作業は不要になり、複数の文書間で共通の章や節を利用することで、文書量全体の削減を実現する。
同ソリューションは「コンサルティングサービス」「トレーニングコース」「DITAエディター」から構成される。
「コンサルティングサービス」では、NECマネジメントパートナーの専門家が企業の文書から文書構成やDITA導入による効果を分析し、改善レポートを作成。導入推進者は改善レポートから導入プランを効率的に策定可能となる。
また、企業内ユーザーは「トレーニングコース」により、実際にDITAでの文書作成を体験し、文書構成の標準化などの、従来の手法からDITAを導入する際の作業工程の違いを理解できる。
「DITAエディター」は、あらかじめ用意された表題や見出しなどの項目に内容を入力するだけで、WebブラウザからDITAを使用する文書作成ソフトウェア。DITAエディターにより、XMLの専門知識がなくても、DITAを容易に活用することが可能となる。
価格は、「コンサルティングサービス」が30万円から、「トレーニングコース」(5名まで×1日コース)が20万円、「DITAエディター」の月額ライセンス(25ライセンス)が6万,500円となっている。